山里の訪問診療2025梅雨
- inouekakusendo
- 7月11日
- 読了時間: 1分
6/3、最後の訪問診療。
へき地独り暮らしには、辛い現実がのしかかります。
付き合いは20年。
つまり父の台からずっと。ご主人も私が看取りました。
認知症もなく、食事も洗濯も近所付き合いもしっかりできるのに、、、
たった一回骨折/入院をしただけで、本人以上に親族には、将来的にも現実的にも負荷の強い時間が始まりました。
絶対にここを離れたくないと言う思い。
なんとか、私達の微力に加え、住み慣れた家と厚く看てくれるパラメディカルと離れずに人生を全うすることを目標としてきましたが、結果、施設入所となりました。
しかし、それを決めたのは、
本人。
"娘たちに心配や迷惑をかけたくない、だから施設に行きます"
と言う潔さ。
それを受け入れ、応援をする。
それも私達、民間診療所の役目。
もう会うことも、診ることもないかも知れないと思うと涙が出て当たり前。
でも、
そんな涙が出る医者でよい。
私は名医ではないが、人の人生に深く関わり笑いも涙も忘れないプロフェッショナルでいよう。


コメント